標高が高いところではご使用いただけません。
外気圧が低いと燃料タンクの内圧が高まり、平地に比べガスが勢いよく出ます。
それと同時に外気の酸素量が薄いことで、点火に最適なガス量と酸素量のバランスが崩れることが要因と考えられます。
ほかにも、気温、風、湿度など様々な自然環境の影響を受け点火しない場合があります。
その際、ガス調節つまみをー(マイナス)方向に 回して調節すると点火する場合がありますが、標高が高い場所で本製品のご使用は避けてください。
また高地でのご使用が想定される場合は、本製品以外にマッチやヤスリ式ライターなど標高に影響を受けない着火具を別途ご携行ください。
コメント
1件のコメント
高山で圧電点火で着火しない理由について諸説ありメーカー説明すら誤ったものが多い中で、SOTOの説明は適切です。
ブタンやLPガスの着火は酸素との混合比がかなりシビアで、研究資料で8~12%位の範囲です。
※ガソリンエンジンでも、高山ではキャブレーターの混合比を調整しないと不調になります。
空気(酸素濃度21%)は高度1,000mごとに10%減ります。一方、気圧は1,000mごと100hPa下がります。
これにより、高山ではガスが噴出しやすくなる一方で、酸素が少なくなるので、混合気が濃くなり過ぎて点火しにくくなるのです。
ピエゾ素子は気圧が極端に下がれば電圧が下がりますが、大気圏内では無視できます。ただ、ガスバーナーの点火装置は瞬間的に一発しか放電しないので、ガス混合気が濃すぎると点火しないのです。 高山でもフリント式(火打石式)で点火できるのは、多数の火花が長時間(50mS位)出るからです。
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